先月の最後の一週間は月がとても綺麗でしたね。
ちょっと怖くなるくらい綺麗でした。みなさんもご覧になりましたか?
私の勘違いでなければ、昼間から月が出ていたような気がします。
神秘的なものは同時に恐ろしさを感じます。
大きな感動を呼ぶ芸術にもそれと似たものがあります。
故に、でしょうか。
私は恐ろしいものを好んでしまいます。
ソレの極みは「神」でしょうか。
だとしたら、いない、と言う人だっているし、いる、と言う人だっているし、
いらない、と言う人だっているでしょう。
よくよく考えたら、人によって変わる価値観なのにそれを好むだなんて、
私の憧れは空虚です。
それが神秘か。
いや、本当はないかも知れない、ってのもかなり恐ろしいな。
「絶対」とか、
本当はないかも知れない。
ん。
私は今、曲作りの毎日です。
来年の2月より、シアターコクーンにて行われる舞台、
教授〜流行歌の時代とある教授の人生〜に出演が決定しました。
来年はどっぷり舞台に浸かりそうです。
今のうちに曲作りをしておくと、よりどっぷりと行けるでしょう。
何事もどっぷりがいいです。
備えあれば憂いなしです。
振り返れば、2年毎のペースで舞台演劇にも挑戦しています。
これはもう「挑戦」とかって言い方は仕舞いにするべきだと思います。
音源作り。
ライブツアー。
他にも細かく言うと色々ありますが、
それと同じように「演劇」あるいは「演技」も自分の表現のひとつだと胸を張って言えるようになりたい。
そのどちらも(他にも表現が増えるならば、そのどれも)私でなければ出来ない表現にしてゆきます。
来年2月の教授〜では、シンガーの役を演じます。
演じるのか、素の自分で行くのか、それはまだまだこれからの話です。
余談ですが、目標は、
「歌のないお芝居に出演すること」です。
原作の五木寛之さんとの、世代を越えた共作も楽しみのひとつです。
五木寛之さんの言葉に、中村の音で曲を作ります。
楽しみで仕方ありません。
こちらは舞台でも歌いますから、みなさんも楽しみにしていて下さい。
でもでも、
稽古の準備に入る前に、まだもう少し創作です。
創作は捜索に似ています。
私の元に生まれるはずの子供を探しているかのような気持ちになります。
私だって、何か作りたいです。
音楽なら、孕んでもいいでしょう?
中村 中